2024/03/03
昔から日本にはたくさんの迷信が存在します
「迷信」という言葉は、マイナスイメージを持つ人が多いですよね。それは、迷信=間違った情報(うそ)が多いから
たとえば、「北枕は縁起が悪い」
これは、お釈迦さまが北枕で亡くなっていた事に由来するものですが
最近の研究では、
北半球では、北枕が健康に良いとも言われています
地球の磁力と人間の脳内に分部する「磁鉄鉱」の関係からすると
「北枕は健康に良い」の方が、なるほど!と思いますね
建築医学の分野では「運」や「氣」のような身に見えない分野の科学的研究や分析が盛んに行われています
迷信の中には、教訓になるもの(相手を良くする為の教え)もあります
たとえば
「火遊びは寝小便する」は、子供が火遊びしない為
「秋ナスは嫁に食わすな」は、
大切なお嫁さんが、夏の野菜を秋に食べて身体を冷やすといけないから
おばあちゃんの知恵袋のような
「人にやさしい教え」が沢山ありますね
でも、迷信にはまるっきりのウソ(むしろ逆)もあるのです
権力者が、その力を維持する為に広めた「ウソの迷信」
「五輪塔は、偉い人じゃないと建ててはいけない」
時代劇に出て来る「殿さまの墓」は、必ずと言っていいほど「五輪塔」です
高野山奥の院には、有名な武将のお墓が多数ありますが、やはり、ほとんどが五輪塔です
昔は 殿様の墓=五輪塔 だったのですね
なぜだと思います?
五輪塔を建てた家は、徐々に力を持ってくると知っていたからです
平民が力を持つと、統治しずらくなる
そこで、「平民が五輪塔を建立する事を禁止した」という説が最も有力です
ここで面白いのが「お坊さんの口を使って禁止にさせた」というのです
だから、今でも「五輪塔はだめ!」という宗派があるのかもしれませんね(諸説あり)
もっとも、当時、平民は墓石を建てるほどの経済的余裕が無かったのでは?という見方もあります
五輪塔の加工は大変ですからね ものすごい高級品だったのかもしれません
現在は、一般の人でも、五輪塔を建てる事が出来ます
選べるというのは、幸せな事です
変な迷信は他にもたくさんあります
「神棚は女性がさわってはいけない」
「鬼門はあまりさわってはいけない」
など、本来は大切な部分なので、よく手入れをし、清潔を保たねばならぬ場所です
「さわってはいけない」と言うのは、その家の衰退を目的にしているとしか思えません
「風水は迷信だから、気にしなくていですよ」
「風水は根拠があいまい」という人も、まだまだ多い日本
とくに、家やお墓のセールスマンで、このセリフを言う人が多いのです
せめて、勉強してから言って欲しいですよね
一般的に販売されている風水雑誌などでは、根拠までは説明されていませんからね
長文になってしまう「根拠」より「効果」や「使いかた」が中心の情報になっているので、詠んだ人は「なぜ?そのような事が言い切れるのか?」と思うのでしょう
しかし、風と水の影響を受けない人はいません
「氣(空気)」も大切な環境の一部です
「風水」といっても「風水ごっこ」みたいな本が出ているのも現実です
「家相風水」とか・・・家相なの?風水なの?どっち?と言いたくなります
流派も、いろいろあるでしょう
しかし、「風水は迷信」と言っている人は100%!まともな風水を学んだことのない人です
シンガポールや香港が風水の力で経済発展をしているのは「迷信」?
いいえ、違います。ビルを建てる時、お店をオープンさせるとき、結婚する時、家を建てる時、墓を建てる時、いつも風水師に相談するのが当たり前なのです
風水は確かに細かいです。鑑定は面倒かもしれません
でも、無視できないほど強大な影響力があります
特に「お墓」の風水は、影響が広く長期間です
取り入れるかどうかは、その人次第ですが、絶対知っておいた方が良い!
風水は、運の良い人がこっそりマスターしている技術と言えます