2021/10/29
お墓に必ず彫刻する「建立者名」彫り方を間違うと危険です
やっと暑さが和らぎ、お墓参りもしやすくなってきましたね
平日の昼間、墓地に行くと、石屋さんが工事をしている時があります
最近目立つのは「墓じまいの工事」
古いお墓ばかりかと思うかもしれませんが、意外と新しいお墓も「墓じまい」されています
こんな時、私は「どんなお墓が墓じまいされているのか」を必ずチェックします
やっぱりか!
そうすると、ほぼ100%「建立者を彫刻する位置がまちがっている」のです
誰だって、好き好んで墓じまいするわけではありません
「墓じまい」にするしか無くて、苦渋の決断をしているのです
来店されたお客様には、写真を見せて説明するのですが、皆さん驚きます
よくあるお墓の、一番上の石(洋型でも和型でも)
↖ここ
この後ろに「建立者」を彫ってあるのが一般的だと思ってませんか?
この石は「棹石(さおいし)」と言います。
実は、ここは本来「亡くなった人の名前を彫る場所」なのです
お墓の一番上の石は「土」を意味する石
土の中にいるのは、きちんと供養された「死者」です
死人の名を刻むところに、生きている人の名前を刻むと、刻んだ通りになりやすい。
建立者は生きているのに「死者」扱いしている事になるのです
立派なお墓を建てた人に、ご不幸が訪れるパターンのひとつです
先日墓じまいをしていた石屋さんに、「なぜ新しいお墓なのに、墓じまいしてるのですか?」と質問したところ
「お墓を建ててから二か月後に、ご主人が急死してしまって、奥さんは実家に帰るから、墓じまいするしかなくなってしまった」のだそうです
墓石を見たら、やっぱり「棹石(さおいし)」の裏に、男性の名前が彫ってありました
しかも、「名前を赤く染める」という大切な作業もなされておらず
亡くなった人と同じ色のままでした。
墓石に刻んだ通りになってしまった。という事です
また、これもよく見かけますが、
建立者を連盟(2人以上)で彫刻するのも絶対やめてください
相続運が下がり、跡継ぎが居なくなる絶家の相になります
まちがっても「お金を出した人の名前を全員彫ろう!」などと考えない事です
風水墓では「財」を表す石に建立者を、赤い文字で彫刻します
建立者は、家の大黒柱です
家を支える人は、お金(動産)の運が必要です
建立者に、最も財運が集まる場所に、彫刻するのが風水墓の特徴です
夫婦墓だけは、五輪塔と別の場所に彫刻します
赤文字にするのは、死者と区別をするという意味になります
赤色が薄くなったら、染め直しましょう。体力アップしますよ!
具体的な彫刻場所を示して欲しい方は、お問合せ下さい
陰宅風水鑑定士 鷹觜夕月