2022/11/11
墓石って永久にお参りすべき? 墓石が傷ついたら? ボロボロになってもいじってはいけない? 建て替えはバチあたり?
今回は「古くなったお墓」の話です
親や先祖が残してくれた「墓」
昔、土葬だった地域では管理が大変!と言う声が多いもの
こんなに大変だったら、墓じまいか?
そう考えている人も沢山います
そんな切実な「墓の管理」について
実際にあったご相談例にそって、お話ししましょう
【質問】お墓の建て直し。私たちはやりたいけど、先祖の皆さんはどう思うのだろう?
お墓は代々大切にしてきました。
とても古いお墓です。ものすごく管理が大変なので
もう少し管理をラクにしてから、子供に引き継ぎたいけれど、
親戚には「先祖が残したものをそのまま大切にしなさい」って言われたんです
先祖の墓石を子孫が建て替えるのって、良くない事ですか?
ご先祖様が怒ったりするんでしょうか?
【回答】先祖も子孫も喜ぶお墓にすればOK!
風水鑑定士の夕月です
何代も続いているお家では、とても多いこのご質問
お寺の住職さんや、親の兄弟などのご親戚に聞いても意見が様々で、悩んでしまいますね。
「お墓の建て替え」自体は、やり方次第で「お墓の中興(ちゅうこう)」になります。中興とは、お墓の建て替えによって、一度衰退した家運を再び盛り上げる事を意味するのです
しかし、お墓はむやみにいじってはいけない神聖な場所でもあります
つまりはやり方次第という事です
自分たちの都合を優先し、先祖の事を考えない建て替えは家運が衰退する事があります。
建て替えに良いタイミングや、先祖に失礼にならない方法を整理してみましょう
お墓を建て替えるべきか否か・・・迷ったときの判断基準
①掃除してみる
自分で行っても良いですし、安全点検も兼ねてプロにお願いするのもひとつです
お掃除してみて「スッキリした。良いお墓だ」と思えるなら、今は工事すべきではないのかもしれません。
掃除をするのに危険や苦労が伴う場合、その問題を解消するのは必要な事です
②壊れている所がないかチェック
・石に、傷やヒビ、カケ、変なシミなどが出来ていないか
・石が動いていないか・・・などよく見てください
もし、それらの異常箇所があった場合、建て替えや修理をい検討するタイミングです
墓石が傷ついていると、対応する場所の運が漏れ出してしまいます
異常に気付いたかたは、お問い合わせフォームからご相談下さい
お電話でも大丈夫です TEL 0288-21-8911 夕月までどうぞ
③墓石の文字はきちんと読めるか
写真の様に、文字が読めない状態になっている場合、残念ながら墓石としての役割は果たしていません(魂の出入り口がありません)
整理してもよさそうですが、先祖以外の存在が宿っている場合がありますので、要注意です
④お墓が機能しているかどうか
現在のお墓は、機能的では無い事が多いです
お墓(石塔)ではなく、記念碑(石碑)になってしまっているのです
先祖に必要なのは、石塔です
たとえ新しくても、石碑状態(石塔として機能しない墓)の場合、建て替えた方が良いでしょう
お墓の建て替え(修繕も含む)を検討する場合、同時に時期も選びましょう
施主の年回りと、方位、両方から見ます
先祖の年回忌に合わせて実行するのも、かなりおすすめです
様々な好条件がそろう「これだ!!」と思える良き日に着工しましょう
(一般的な暦と、陰宅はかなり異なりますので、ご注意ください)
着工日鑑定¥16,500~も、お問合せフォームからご依頼いただけます
⑤先祖の年回忌を記念して改修を行う
三回忌や七回忌を目標に墓の建て替えを検討するのも良い事です
たとえば、親族や親戚での「相続トラブル」を避ける為に、故人が残したお金でお墓を改修すると、さまざまなメリットがあります。
陰宅風水の法則を利用して、お墓をグレードアップすれば「お墓の中興」となり、そのお金を残した人は、その家にとって中興の祖となり、多くの徳分が発生する事になります。
お墓を直す必要が無い場合は、お寺や神社に寄付する事で、徳分を発生させる事ができます。
お金があまりないけど、徳分を積みたい場合
お地蔵様に親しむのもおすすめです
3本の線香を立て「おん かかか びさんまえい そわか」と地蔵真言を唱えましょう
お地蔵様は救いの菩薩です
救いを求めるならば、こちらから親しみ、関係性を築いてみてください